光る原人

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ゲーム攻略を生業とするブログです。

【PS4/PS Vita】「9時間9人9の扉」と「善人シボウデス」【感想・レビュー】

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PS4版とPS Vita版が同時発売された「ZERO ESCAPE」。「9時間9人9の扉」「善人シボウデス」のダブルパックを発売日に購入し、毎日少しずつ遊んでようやくトロコンしました。私はこの手のゲームが好きなんですけど、DSを持っていなかったこともあり、プレイできていなかったんですよね。

本作は過去にDS・Vitaで発売されたゲームがダブルパックになって、少しの仕様変更が加えられての再発売という形になります。以下では本作のレビューをなるべくこと細かく書いていくつもりですが、もし本作を購入しようかどうか迷っているという人がいれば、よければ参考にしてみてください。

 

 

9時間9人9の扉

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引き込まれるストーリー

結論から言うと面白かったです。事件の真相が気になる感じもそうですし、デスゲームらしい恐怖感・緊張感も適度にありながら、ストーリーが非常にまとまっていたという印象を受けました。こちらからプレイしましたが、善人シボウデスの期待も高くなるくらいの出来だったと言えるでしょう。

マルチエンディング方式なので「この選択肢を選べばどうだ!」というように何度も繰り返すことになるんですけど、それを苦に感じることはなく、終始楽しみながらプレイできました。「どこかで似たような話になったなぁ」ということで頭の中がグチャグチャになりつつも、楽しい気持ちの方が大きかったように思いますね。

ケチを付けるなら、目当てのエンディングに到達するためのフラグの立て方(フローチャートの見方)が少しだけ見にくかったと思いますが、これに関しては許容範囲です。

 

名前とシステムの合致が秀逸

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この手のゲームで個人的に好かないのは「登場人物が最初にぞろぞろ出てきて自己紹介されても、誰が誰だかわからない」という点なのですが、そのあたりの心配がほとんどありませんでした。本作は見ず知らずの9人が、時には協力し合いながら脱出を試みるというゲームなのですが、わかりやすいあだ名で呼称します。

それがゲームのシステムと非常にマッチしていて「うまいことやったなぁ」と感心しました。本作では各人が付けているリストバンドの数字が重要な意味を持つのですが、それにちなんだあだ名が付けられているんですよね(たとえば3ならサンタ、8なら八代など)。この名前がまたキャラクターのイメージにも合っているような気がして、個人的には非常に覚えやすかったです。

 

スキップ機能の実装

個人的には「普通に面白いゲームだなぁ」と思いながらプレイし、本記事を書く前に軽くDS版のレビューを見たのですが、思ったよりも評価がかなり低かったのに驚きました。というのもDS版ではスキップ機能がなく、繰り返しプレイするゲームなのにも関わらず、その都度また謎解きを強いられる仕様だったということを知って納得しました。

本作ではそこがしっかり改善されていて、エンディングを集めるやり方が非常にスムーズになっています。たぶん星1個分は評価が高くなるんじゃないかと思いますね。

 

ややボリューム不足か

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こちらが後半のフローチャートになりますが、エンディングの数、ボリュームともに若干の物足りなさは否めません。もうちょっと色んなエンディングがあっても良かったんじゃないかなぁと思いましたね。

まぁ中には「バッドエンドばかり見るのは嫌だ」という人もいると思うので、そういう意味ではこれくらいでちょうどいいのかもしれないですけど・・・。せめてもうちょっと選択肢の分岐が多ければ嬉しかったです。

 

評価は☆3~4 

5点満点の評価だとしたら、私なら3点台後半~4点台前半はあげたいです。普通に面白いゲームだと思いますよ。満点じゃない理由としては「PS4で出すようなゲームじゃない」という部分が大きいですかね。正直、後悔している部分があるとすれば「Vitaで買えばよかった」という点でしょうか。

まぁダブルパックになって価格も安く設定されているので、その分でトントンというような気もします。単純に満点をつけるようなゲームじゃないから☆4って言いたいだけかもしれません。個人的には満足しました。

 

善人シボウデス

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システム△

999と比較するとかなり作り込まれた感がありましたが、個人的には「複雑になって逆に面白くなくなった」という印象を受けました。というのも「あるストーリーに進むためには、特定のイベントを見ていなければならない」という条件があるので、常に「To Be Continued」ばかりで、ストーリーを最初から最後まで通して楽しみにくい仕様になっているのが残念です。

物語としては非常に良くできているとは思うのですが、1日に少しずつプレイするというような遊び方の場合、ついていくのが難しいゲームのように思います。

それから999の時は「名前+バングルの数字」で管理されていたものが、本作では「毎回変わる色」で管理されていて、これがまぁわかりにくい!今まで進めてたルートを強制終了させられてアッチコッチに飛ぶので、もうわけわからなくなって作業と化しました。

 

アナログな部分にイライラする

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本作は随所に謎解き要素が散りばめられていて、そのギミック自体は面白いんですよ。ただ、変な部分でアナログというか「もうちょい何とかならなかったのかなー」という思いが強く残りました。

例えば上記画像で言えば、右の装置のパズルを解いて、そこに表示されている数を左側の棚にあるボタンで入力するんですけど、1つ2つと入力してって3つ目の数を入力するとき「あれ?最後の数字なんだっけ?」と忘れてしまった場合、またイチからやり直しになってしまうんですよね。

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一応「メモ機能」というのが実装されていますが、さすがDSとVitaで販売されていたゲームというだけあってタッチパネルありきの操作性になっています。ゆえにPS4で遊ぶ場合は使うのに抵抗が出てくるという人も多いでしょう。

私は紙に書きながらプレイしましたが、ここだけファミコン時代のゲームをやっているような感覚に陥りました。実際にゲーム内で入手したファイル(ヒント)などを常に確認できる仕様にして、それらの情報は新しい情報に書き換えられていけば、こんなこともなくなると思うんですけど・・・。

 

操作性が悪すぎる

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上でも書きましたが、とにかく操作性が悪すぎます。部屋の中で重要な手掛かりを探す際のスクロールもそうですし、おそらくDSのタッチペンで実際に触れて操作することを想定しているせいか、アナログスティックで少しズレたポイントを調べたりすると認識してくれないというケースが多々ありました。

上記画像はブロックゲームのようなギミックで、図形を組み直して平行四辺形にするというものなのですが、これがとにかくやりづらい!かなり頑張って操作はしてみたものの、結果はご覧の通りいびつなカタチになってしまっています。もちろんこれは平行四辺形とは認識してもらえず、失敗になってまた最初からやり直しを強いられました。

 

ボリュームは抜群

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999のフローチャートと見比べると一目瞭然ですが、ボリュームは遥かにアップしました。謎解きの数も増えましたしエンディングの数も増えましたし、ここは評価したいです。

ただし上の方にも書きましたが、物語が最後まで1回で到達するというケースは珍しく、途中で強制終了させられて別のルートにいかなければならないというシステムが苦痛でした。

 

今までに無いタイムリープ!?

例えばジャンケンで考えると「さっきはグーを出して負けたから、時間を巻き戻して今度はパーを出そう」と考えて、パーを出したらジャンケンに勝ったストーリーが見られるというのが、従来のノベルゲーのセオリーだと思うんですけど、本作では「こっちがグーを選べば相手はパー、こっちがチョキを選べば相手はグーを出してくる」という、ちょっと特殊なシステムになっています。

それが複雑で面白いと感じる人にとっては最高かもしれませんが、私には合いませんでした。「普通に勝ったバージョン見せてくれよー」ってなっちゃいましたね。

 

評価は☆2~3

本作はPS4で遊ぶのと携帯機で遊ぶのとで大きく評価が分かれると思います。私にとってはあまり楽しめなかったので、迷うことなく低評価です。5点満点中なら2点台前半になるでしょう。

理由としては「メモ帳を使う手間が煩わしかった」ということだったり、「あっち行ったりこっち行ったりという展開が気にいらなかった」という点が大きいですね。真相に対する驚きみたいなものは当然ありましたが、それ以上にそこに到達するまでの苦痛がハンパなかったです。

 

トロコン達成

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一応トロコンも達成しました。簡単にプラチナトロフィーが獲れるので、トロフィー収集家の人にはお勧めですね。取得率が7.4%なので相当簡単な部類だと思います。

唯一、善人シボウデスの方の謎解きやアイテム収集が若干面倒ですが、攻略サイトを使えば1発です。私自身も攻略情報を書こうと思ったのですが、善人シボウデスのプレイがあまりにも苦痛だったので気力が出ませんでした。

【999の攻略情報はこちら】

 

最後に

もし本作の購入を検討していてPS4もVitaも所有しているというユーザーには、間違いなくVita版の購入がオススメです。Vita版ならタッチ操作が可能だと思うので、それだけでも大きく変わってくるんじゃないかと思います。

「町」「428」系のノベルゲーが好きだという人にはあまり向かないゲームで、どちらかというとスマホゲーの脱出系のゲームが好きな人ならハマるような気がしました。私が持った感想では、あまり全面的にオススメすることはできませんが、ストーリー自体は面白かったので、ストーリー重視の人はプレイしてみるのもいいかもしれませんね。

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