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ゲーム攻略を生業とするブログです。

PS4版『蒼き革命のヴァルキュリア』の感想・レビューをネタバレ無しで書いていく

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(2017/01/25内容追記・修正しました)

 

2017/01/19発売の『蒼き革命のヴァルキュリア』を発売日に購入し、とりあえず全クリしました。全クリしてからAmazonの評価も見ましたけど、すごい低評価で「あー、やっぱりな」と。これは正直、酷評したくなるデキと言わざるを得ません。低評価を付けている人たちの気持ちやレビューの意味が非常にわかるんですよね。たぶんですけど、本作をプレイしたほとんどの人が同じような感想になると思います。

とにかく「なんとかならなかったのかなぁ」と思える部分がメチャクチャ多いんですよ。「面白いor面白くない」を語る以前の問題って言うんでしょうかね。少なくとも本作でバルキュリアのブランドは地に堕ちたと言っても過言ではないでしょう。

というわけで、今回はPS4版の『蒼き革命のヴァルキュリア』の感想・レビューをネタバレ無しで書いていきたいと思います。

 

 

『戦場のヴァルキュリア』とは別物!

名作中の名作『戦場のヴァルキュリア』とは全くの別物だと思ってください。「あんな感じのゲームやりたいなー」なんて思って手を出そうものなら大火傷してしまいます。ゲーム事情に詳しい人ならわかるんでしょうけど、そこまで詳しくない人にとったら「ヴァルキュリア」というインパクトのあるワードだけで引っ張られてしまうということも十分に考えられるので注意してください。

個人的には、戦闘システムだけでも戦場のヴァルキュリアのものを使えば少しはマシになったと思うんですけどね。「その戦闘システムを開発した社員が退社してしまって同じものを使えなかった」とか、そういう特別な理由も無しに「今作のバトルの方が面白い!」と思って販売したんだとしたら、開発者の人たちはイカレてるちょっと独特な感性をお持ちなのかもしれませんね。

 

体験版のススメ

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本作はプレイステーションストアでデモプレイが可能なので、購入を検討している方はそちらをプレイしてから購入することをオススメします。まず1番体験してほしい部分はバトルですね。バトルを受け入れられるかどうかで、本作の評価は大きく変わってくると言っても過言ではないでしょう。ヴァルキュリアシリーズを想像していると、脳裏に浮かんでくる戦略性を重視したバトルシステムは微塵も感じられないので、購入を検討している人はムービーでもいいので確認してみてはいかがでしょうか。

【関連記事】

『蒼き革命のヴァルキュリア』の体験版をプレイしてみた - 光る原人

 

良い点

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ストーリーは非常に面白かったです。「戦争と復讐」がテーマになっているということもあり、テーマが重くて「他のゲーム作品には無い面白さ」があると思いました。ファンタジーの中にも現実志向というか、考えさせられる部分もあったりして、個人的には好きですね。

具体的には「小国が列強と呼ばれる強大な国々をどう崩すか」などが鮮明に描かれていて、シナリオ上での戦略的な駆け引き・ドラマは秀逸だと思います。最初は憎しみ以外の感情しかなかった主人公が、徐々に変わっていく様子なんかも巧みに描かれていますし、結構「掟破り」的な場面があるんですよ。ここについては賛否両論あるでしょうけど、個人的には本作ならではの味が出ていて、非常に良いと思いました(ネタバレの危険性があるので詳細は避けます)。

良い点は、ここだけです。

それも「他のつまらない部分に目を瞑ってまでやるべき!」というレベルではないです。「アニメ化されたら面白いかも」って程度で、少なくとも私は「ストーリー面白いから、やってみれば?」とオススメすることはできません。以下では不満点について、なるべく言葉を選びながら語っていきたいと思います。

 

 

悪い点

バトルがつまらない

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ここに関しては体験版をプレイした時から嫌な予感しかしてなかったんですけど、製品版になっても改善されているということがあるわけもなく、ハッキリ言うと「バトルが全然面白くない」です。ヴァルキュリアと言ったら、戦略性の高いシミュレーション要素の色濃いバトルが醍醐味だと思うんですよ。それが微塵も感じられなくなりました。

本作は「爽快感の無いアクションバトル」です。言葉を選ばずに言うなら「スマホのアクションゲームだって、もうちょいマシなような気がする」と思えるようなレベルですね。敵を見つけたら走ってって〇ボタン、ゲージが貯まったら〇ボタン・・・というワンパターンの作業ゲーです。せめて無双シリーズみたいに「敵がワラワラ出てくる」とか「通常攻撃とチャージ攻撃を使い分けできる」とかあれば良かったんですけど、何もありません。ただただ不快です。

 

ボスが異常に硬い

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本作の「ボスの硬さは異常」です。強いとか手応えがあるとかじゃなくて、ただ硬いだけ。しかも足を攻撃して体制を崩してから本体を叩くことを求められたりすることもあって、本体にダメージを与えることがキツイというケースも少なくありません。そしてやっと本体にダメージを与えても異様に硬いので、無駄に時間がかかってしまうことも。

まぁ百歩譲ってそこは良しとしましょう。ただし「バトル後半になると出てくる即死案件」はやめてほしいです。30分チマチマやったのが、一瞬で水の泡とか普通にありますから。バトルが楽しいならそれも楽しみの1つなんでしょうけど、本作のバトルは本当に苦痛でしかありません。

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上記画像は後半のミッションの報告書になりますが、47分も戦ってました。1番上の評価がSで2番目がAって考えると単に私が下手なだけって気もしますけど、ここはコントローラを置きかけましたね。後半にくる即死案件をよけきれずに死んだときは思わず泣いてしまったくらいです。これが「手に汗握りながらバトルしたもの」ではなく、ただの作業ですから嫌になりますよ。

 

特性が活きてない

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本作のバトルシステムには『感情』という概念があって、たとえば隠れた所から襲撃されたり、急に背後から襲われると動揺したり恐怖に怯えたりしてステータスが下がるというシステムがあるんですけど、これ自体はメチャクチャ面白いと思うんです。ただ、普通にやっても余裕で勝ててしまうゲームバランスなので、わざわざ隠れたりする必要がないんですよね。銃で狙撃したりチマチマやるよりも、ダッシュで走ってって攻撃すれば一発なので、恐怖とかどうでもいいんです。ここは正直、もったいないなぁと思う部分になります。

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しかし、これを上手く使ってくるのは敵でした。後半になればなるほどワンパターンで「雨のような銃弾」で攻撃してきます。銃弾の何が嫌かと言うとガードしても恐怖状態になってしまうという部分で、恐怖状態の何が嫌かというと移動速度が落ちるという点です。銃弾を受けるとコチラの行動もキャンセルされてしまいますし、とにかくストレスでしたね。土嚢に隠れて銃を連発してくる敵が複数いたり、ガトリングガンを持った兵器が2体同時に出てきたり・・・。

個人的には、序盤「なにも考えずにゴリ押しできるのがつまらない」と思っていて、後半になったらやたら銃の比重が増えて遂にゴリ押しできなくなったわけですけど、そういうことじゃないんですよね。

 

カメラワークの悪さ

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キャラクラーの絵はさておき、背景の絵はなかなか綺麗だと思います。個人的にはお城の絵とか、西洋風の匂いがする建造物は見てるだけでも楽しかったりするので、ちょっと眺めてみようと思ったんですけど、Rスティックでのカメラ操作ができないんですよ。今時珍しくないですか?

最近のゲームは主観で操作できたりもするのに、本作ではカメラの切り替えができないので、新聞屋に話しかけるだけでも一苦労です。もうRスティックで視界操作できるのが当たり前だと思っていたので、逆にその機能が無いことがこんなに辛いことかと勉強になりました。

 

見てる時間の方が長い

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通常時、ムービーと呼べるようなムービーじゃないにも関わらず、〇ボタンでスキップできないのが非常にストレスです。無駄に硬いボスとのバトルを除けば、コントローラを持っていた時間と置いていた時間の比率は6:4くらいだと思います。半分近くの時間、黙って映像を見てるんですよ。だったら、コレもうアニメでよくない?

物語の核心部分はしっかり見たいんですけど、キャラ同士の馴れ合いの部分とか、何かを考えて沈黙する「・・・・・・」とかの部分はサクサク飛ばしたいんです。「なんでキャラが黙ってるのを見てなきゃいけないんだろ?」って思いますよ。ここに関してはパッチ実装とかでもしない限り、炎上案件だと思います。きっと製作段階で、よほど「俺たちの自信作なんだから飛ばさずに見てくれ!」って思いが強すぎたんでしょうね。

 

ロードが多い

私が購入したのはPS4版ですが、とにかくロードが多いです。1回1回のロード自体はそんなに長くないんですけど、かなり頻繁に入るのでストレスを感じます。別に大したムービーが流れるわけでもないのに待たされますからね。なんか本作品の制作者は、ゲームを楽しませる以前の問題のように思いますよ。しかもエンディングでもロードが何回も入ったりして、すごくストレスでした。

それから、厳密に言えばロードとは違いますが、処理落ちというかカクついたりスローモーションになる場面も少なくありません。当方PS4は初期のものですが、特定のボス戦になるとかなりカクつきます。フリーズはありませんが、快適とは言い難いですね。

 

最後に

私は体験版をプレイして「バトルは期待できなさそう」だとわかったうえで購入しました。理由としては「世界観が非常に面白そうで、物語を楽しめたらそれでもいいかな」という気持ちがあったからなのですが、もしムービーが〇で飛ばせないことを知っていたら、恐らく購入しなかったと思います。

淀みなく喋ってくれるセリフなら眺めていてもさほど苦になりませんけど、さすがに感情を込めて抑揚を付けたりすると「このセリフはいいかなぁ・・・」って思うのが結構あるじゃないですか?それが飛ばせないのって苦痛ですね。一応OPTIONSボタンで飛ばせるんですけど、それを押しちゃったら物語の核心部分に関わる所も飛ばしちゃいそうで、とてもじゃないけど押せません。

多分ですけど、私の予想では中古価格が急降下すると思うので、興味のある方は中古の値崩れを待ってもいいかもしれませんね。個人的には全くオススメできません。

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