レビュー

世紀末をヒャッハーするゲーム「マッドマックス」をプレイした感想・レビュー

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オープンワールド系の安いゲームがプレイしたいと思って色々探してたら、そこそこ評価が高くて価格の安いMAD MAXというゲームを見つけました。

名前は軽く聞いたことがあったものの、洋画は普段から見ないし、アピールしてくるポイントがカーアクションということで、当時は大して調べることもなくスルーしていたんですよね。

 

それがレビューを眺めていたところ「北斗の拳の元ネタになった作品がゲーム化されたもの」と聞き、すぐさまSteamにて購入しました。

ちょっと古いゲームにはなりますが、安くて結構楽しめたので、Steam版マッドマックスをプレイした感想・レビューを書いていきたいと思います。

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MAD MAX(マッドマックス)ってどんなゲーム?

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MAD MAXは、2015年秋に発売されたオープンワールド・カーアクションゲームです。プラットフォームはPS4、Xbox One、PC。

同年に公開された映画「MAD MAX 怒りのデス・ロード」の世界観をゲーム化したものらしいのですが、細かい世界観はさて置き、手っ取り早い話が「荒れ果てた世界でヒャッハーできるゲーム」という感じです。

 

イメージ的には北斗の拳にかなり近く、主人公は拳法こそ使えないものの腕っぷしが強いうえに、ショットガンなどの武器を使用します。あとは車にバーナーを付けて敵車両を燃やしたり、トゲトゲを装備して突っ込んだり…。

車を少しずつアップデートしていくという部分が本作の醍醐味になっているので、ジャンル分けするとカーアクションとなっていますが、シビアな操作を求められたりはしないので、「オープンワールドの爽快感あるアクションゲームは好きだけど、車はそんなに好きじゃないんだよなぁ」という僕のようなプレイヤーでも楽しめると思います。

 

マッドマックスをプレイしてみた感想・レビュー

ヒーローになって荒れた世界を駆けまわる爽快感

 

映像はそこそこ綺麗で、さすがに実写みたいだとは言えないまでも、2020年現在プレイしてもそこまでの古臭さは感じないクオリティです。

主人公を少しずつアップグレードできるのですが、その際に装備品を変更すると、しっかりと見た目にも反映するのは嬉しいポイント。髪形などの細かい部分も変更可能でした。

 

 

この主人公がかなり良いバランスで、「超人は超人なんだけど、ケンシロウほどじゃない!」というのが、個人的にはツボだったんじゃないかと思っています。

ストーリー上、多くの敵に囲まれてバトルすることになることがあるものの、カンフー映画のバトルシーンのような感じです。

「操作に慣れてきたら10人でも20人でも倒せるけど、それなりに時間が掛かる」というのは、面倒だと感じないレベルかつシラけないレベルとして最適だったのではないかと。

 

拠点の制圧が楽しい(制圧後もなんかあれば良かった)

 

オープンワールドには幾つかの敵勢力や拠点があり、その拠点を制圧することで自陣にすることができます。この拠点には敵も多いし、探索要素なんかもあるので、この拠点が残されているうちは楽しめるんじゃないかと思います。

探索要素には「スクラップ、敵のシンボル、収集要素」などが複数用意されていて、それぞれが拠点内に点在しているという感じ。

 

割とすんなり見つかることが多いのですが、中には「いくら探しても見つからねぇ!!」みたいにイライラすることもあり、残り1つのスクラップを見つけるのに1時間ほどさまよったこともありました。

このゲーム、自力で100%やるのは結構しんどいうえに、日本語で懇切丁寧に攻略しているサイトがほとんどなく、海外の人がアップしているYouTubeなどから攻略情報を拾ってくる必要があります。

 

僕は収集要素に関しては、ほぼ自力でやりましたが、なかなか見つからなかった最後の1個が見つかった時の達成感はハンパなかったです(しかも大半が「こんな簡単な所にあったのか…」みたいになる)。

隠し場所といい、数といい、非常に上手く出来ていると思いました。ただし、拠点を制圧した後は二度とそこに行くことはないし、全拠点を制圧しちゃうとやることがなくなるのも否めません。

 

車のアップグレードが楽しい!

 

個人的には車について全くと言っていいほど興味が無くて、オープンワールド系のゲームには必ずと言っていいほど用意されている、車を使ったタイムアタック系のサブミッションが超嫌いなんですけど、本作の「自分の車を育てる感じ」はすごく面白かったです。

エンジンを強力なものに替えて加速力を強化したり、タイヤを替えてハンドリングを強化したり…。ブーストを搭載することもできますし、車に乗りながら敵車両を破壊する武器も装備可能となっています。

 

車を強化するには、スクラップという素材を集める必要があるのですが、これは敵とバトルしたり、敵の車両を破壊することで簡単に入手できるものの、1回の入手個数がわずかで、このあたりのバランスも秀逸だと思いました。

ただ、車を最高レベルにアップグレードしても敵車両の方がスペックが高いように感じるのは残念です。クリア後特典みたいな感じでもいいから、余ったスクラップを大量に消費して「超強い武器を取り付ける」みたいな要素があれば、もっと良かったような気がします。

 

定期的に発生する嵐がウザい

 

本作には「嵐」という概念があり、この嵐が発生している間は視界が限りなく悪くなるうえに「色んな物が飛んできてダメージを受ける」ようになっています。

拠点に戻ればやり過ごせますが、なんせ広いオープンワールドですから、多くのプレイヤーが「嵐来てるけど、拠点に戻るのも面倒くせえ」みたいになるはずです。

 

…この嵐、必要か?

イライラするだけだったので、もし次回作があるなら無くしてほしいと思います。

 

しかも発生率がそこまで高くないくせに、なぜか「起きないで欲しい時に起きる率が高いような気がする」から、余計にタチが悪い。

ちなみにトロコン、実績コンプを目指す場合は「嵐の最中に〇〇する」という条件を満たす必要があったりするので、嵐が発生した際は計画的に進めることをおすすめします。

 

MAD MAXの不満点

細かいバグ、嵐がある

実績の一部がほぼ作業(しかも説明が不親切)

 

大きな不満点としては2点だけ。

嵐は上の方で触れたので割愛しますが、細かいバグがあります。発売当初は実績が解除されないなどの致命的なバグがあったようですが、現在はアプデを重ねたせいか、僕の環境下では確認できず。

その代わり、所々でゲームの進行にはそこまで影響を及ぼさない程度のバグが散見されました。まぁフリーズなども無かったので、個人的にはそこまで気にしてません。

 

そしてもう一点が、実績の一部に鬼作業を求められるというものです。

オープンワールド系の実績の宿命とも言えますが、MAPの指定位置に行って何かをするだけのおつかい要素が多く、うんざりしてきます。

 

 

ファストトラベル、マーカーなどが充実しているので、そこまで面倒ではないものの、やっぱ「マーカーしているのに、ナビ通りに進んでもその場所に到達できない」というのが結構ストレスでした。

岩の前で案内終了されて、目指す場所はその岩のずっと上らしく、「ぐるっと一周してから別の道を通らないと目的地に到達できない」とか多すぎ。

 

あとは「車両〇〇に乗って敵車両▲▲を破壊する」とか、細かい条件なのもしんどいし、せめて「敵勢力によって車両の色が違う」くらいの見た目の違いを用意して欲しかったと思います。

極めつけが「〇〇で敵を10体倒す」の〇〇が何なのかわからないという点。チュートリアルを探しても一切出てこず、これは海外のYouTube動画で探しました。

「トロコン、実績コンプに興味がない」という人なら、いいとこだけ楽しむというスタイルでOKですが、そうでなければ割としんどい作業が待っています(楽しければまだいいんですけど、鬼作業なうえに、全クリしてしまってからでは条件が非常に厳しくなる要素もあるので)。

 

最後に

マッドマックスは世紀末感を味わえるゲームとして、非常に面白かったです。僕はセール時に1500円くらいで買いましたが、これが1500円なら文句なしのレベルだと思います。

遊ぶゲームに困っている人で、オープンワールドの世紀末を味わいたいという人は、ぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。ちなみに僕は実績コンプまで80時間くらい遊べたのでおすすめです。

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