ドット絵のキャラクターが可愛らしくも魅力的な脱獄シミュレーションゲーム「The Escapists 2(ザエスケーピスト2)」のSteam版をプレイしてみました。
このゲームは2017年8月にPC向けのゲームとして配信され、その後に日本の家庭用ゲーム機Switchでも販売されたので、ご存知の方も多いと思います。
今回、Steamのセールにて61%OFFの800円弱で購入することができたので、ノンストップで30時間ほど遊んでみました。
このページではネタバレ一切なしで、エスケーピスト2を購入しようかどうか迷っているという人に向けて、本作の良い点・悪い点について分かりやすくレビューしていきたいと思います。
本作のSteam版は日本語未対応(2019年6月)ですが、有志の方が作成してくださった日本語化MODがあるので、それを使えば日本語で快適にプレイすることができます。有志の方、本当に感謝です。
スポンサーリンク
Contents
The Escapists 2ってどんなゲーム?
The Escapists 2は何かしらの犯罪を犯して刑務所に収監されてしまった主人公を操作し、刑務所の外に逃げる、いわゆる脱獄を目的としたゲームです。
ジャンルとしてはアクションシミュレーションという感じでしょうか。物を集めてスコップやカッターなどを製作し、刑務所の壁を壊したり、穴を掘ったりなどします。
物は囚人の持ち物を盗んだり、時には刑務官を襲って鍵を奪い、型を取って鍵を複製するなどの行動を求められることも。
とにかく過程は問われず、最終的に脱獄すればOKという感じのゲームです。
The Escapists 2の良い点・悪い点
1が未プレイでも十分に楽しめる
今回、僕はシリーズ二作目からプレイしましたが、シナリオはあってないような物なので、全く問題なく楽しめることができました。
個人的には1から遊ぶというよりも、2のDLCを全制覇する方が遥かに楽しめるのではないかと思います。
ドット絵が可愛らしく、適度な緊張感が楽しい
脱獄ゲーというジャンルからも想像できるように、基本的には「刑務官にバレないようにして逃げ出す」というステルスの要素が大きいです。
しかしステルスゲーとなるとあまりにもの緊張感にビビってしまい「次、あいつがここを通過したら行くぞ…あっ、タイミングを逃した…」というチキンなプレイヤーもいるのでは?そうです、それが僕です。
本作はドット絵で構成されており、お世辞にもリアリティがあるとは言えません。しかしコミカルな演出も多く、バレることに対する恐怖感みたいなものがありません。
それでも予期せぬタイミングで脱獄がバレた時は、それなりの心拍数でプレイすることができます。この適度な緊張感が個人的には好きでした。
脱獄方法はプレイヤーの数だけ存在する
基本的には「壁を壊して逃げる/柵を破って逃げる/穴を掘って逃げる」という方法になるのですが、そのルートの数はプレイヤーの数だけ用意されています。
攻略情報を見ながらプレイすれば誰でもサクサクできそうな難易度で、逆にまっさらの状態からプレイすると簡単にはクリアできないと思います。
効率よく逃げ出すことができる人もいれば、なかなか上手く逃げ出せないという人も出てくるでしょう。その時の「もしかしてここをこうすれば…」という気付きが上手くいった時の爽快感は最高です。
そして本作はステージ毎に分かれているのですが、それぞれのステージに「そのステージならではの逃走経路」が用意されています。
現実にはあり得ないような逃走経路ですが、このあたりも「リアリティがない」と批判的になるよりは「バカっぽいノリで面白い」と感じる人が大半かと。
オンラインを含む、やりこみ要素あり
ステージ毎に「どの逃走経路をクリアしたか」という記録が残り、全てにチェックが入ると特別報酬がもらえます。
残念ながらオフライン専用のものとオンライン専用のものがあるので、僕のようなぼっちプレイヤーには極めることはできませんが、一緒にプレイできる友達や仲間がいるならワイワイ遊べるのではないかと思います。
オンライン限定の逃走経路はチームワークが要求されるものも少なくないので、野良プレイヤーが4人集まったところで意志の疎通は難しいような気もしますが、もしオンラインに興味がある人は挑戦してみるといいでしょう。
ちなみに僕はオフ専で30時間ほど遊べたので、オンも遊ぶならもっと長時間楽しめるはずです(DLCはサンタのみ)。
バグが目立つ!?
販売当初はそこそこバグがあったようですが、少しずつアプデで改善されてきたのか、そこまで気になるようなバグというバグには遭遇しませんでした。
しかし私が本作を購入した2019年6月における最近のレビューにも「バグが気になる」というような意見が散見されます。
確かに「なんでバレたの?」って瞬間があったりしますが、その辺りは個人的には許容範囲内で、むしろ予期しないハプニングが少しあるくらいが丁度良いというイメージでした。
個人的に気になったのは、某アイテムの製作が不可能だった点です。某ステージで「〇〇を作ってくれ!」と言われて材料を集めるのですが、材料を集めてもなぜか作れずに詰みかけました。
結果、次のステージでそのレシピを入手することができ、それを獲得してから前のステージのセーブデータを読み込んでプレイすることで事なきを得ましたが、これは何時間も悩んだので他にも似たようなプレイヤーが多くいるのではないかと思います。
ちなみにググってみた所、人によっては「レシピが分からなくても材料が集まれば作れる」という意見もあり、もしかするとバージョンに関係してくるのかなぁと。
個人的に気になったのはこれくらいです。
The Escapists 2のトータル的な評価
個人的にはメチャクチャ楽しめたゲームです。これで1000円以下とは…。
ちなみにセール中に購入していますが、もしフルプライスで購入していたとしても2000円なので、これでも十分買うに値するゲームだと思います。
間違いなく次回作も買いますし、もし一緒にプレイしてくれる仲間が見つかれば実績100%にも挑戦したいと思いました。
脱獄を題材にしているゲームではありますが、そこまで不謹慎なイメージもなく、コミカルな雰囲気と適度な緊張感が楽しめる良ゲーと言っていいでしょう。
もし興味があるならYoutubeに実況動画が多数上がっていたので、それを見て決めてみるのもアリかもしれません。